重い!パソコンの動作を軽くする5つの方法

公開日:2021年11月3日 / 最終更新日:2024年11月25日

パソコンの動作が重くて悩んでいませんか?

こんにちは。渋谷パソコン修理ジェット便で店長を務めている石松です。

「起動に時間がかかる」「ブラウザが重い」「アプリの動作が遅い」――日々、このような相談をいただいています。特に2024年に入ってからは、Windows 11の最新アップデート後の動作に関するご相談が増えているように感じます。

15年以上にわたるパソコン修理の実務経験から、興味深い傾向が見えてきました。パソコンが重い・遅いという症状の多くは、実は専門知識がなくても改善できることが多いのです。

当店での経験から見えてきた傾向をご紹介します:

  • 💻 設定の見直しで改善: 多くのケース
  • 基本的なメンテナンスで改善: かなりの割合
  • 🔧 パーツ交換が必要: 一部のケース
  • ⚠️ 原因特定に時間が必要: まれに

本記事では、実際に効果が確認された改善方法を、Windows 11の最新アップデートにも対応した形でご紹介します。専門用語は極力避け、画像付きで分かりやすく解説していきますので、パソコンに詳しくない方でも安心して実践していただけます。

最近のパソコン動作の傾向

2024年に入り、パソコンの動作が重くなる主な要因として以下のような点が考えられます:

  1. Windows11のシステム環境の変化
    • 定期的なアップデートによる影響
    • 新機能追加に伴う処理の増加
    • システムリソースの使用量増加
  2. アプリケーションの変化
    • Web会議ツールの利用増加
    • ブラウザの処理負荷
    • 常駐アプリの増加
  3. 使用環境の変化
    • 長時間使用の増加
    • 複数アプリの同時使用
    • オンラインサービスの活用

※この記事は最新の Windows 11の情報を反映し、定期的に更新しています。

パソコンが重い・遅い場合の改善方法

Windowsが起動するのが遅い、フォルダをクリックしてもすぐに固まる、ウェブページがなかなか読み込まないなど、一言で遅いといっても様々な症状があります。個別のソフトそれぞれに原因があることもありますが、パソコン全体が遅い場合の解決方法は、ほとんどの場合共通です。

今回は特に効果が高い可能性がある方法を5つ紹介します。

対策①Windowsアップデートを行う

Windowsアップデートを行う

Windowsアップデートをご存知ですか?月に1回はリリースされる、WindowsのOSの更新です。これを最新にしておくことによって、セキュリティ対策や、不具合の修正が可能になります。Windowsにとって、とても大事な機能のうちの1つです。しかし、この更新を行っている間は一時的に、パソコンが重くなってしまいます。よくあるのが、この更新が終わらないまま、常に更新中になっている場合です。この場合、あなたのパソコンは永遠に重たいままになってしまいます。Windowsアップデートの更新動いている時は、他の作業を中断して、ひと晩かけてでもWindowsアップデートを行いましょう。

デスクトップ画面左下のWindowsボタン(もしくはキーボードのWindowsボタン)→設定→更新とセキュリティ→Windows Update

これはパソコンが重い原因のトップと言ってもいいいくらいですので、更新がないか必ず確認しましょう。月に1回はいくつかの小さい更新、年に1回は大きめの更新(更新に時間がかかります。)が来ます。

 

対策②クリーナーソフトで見えないゴミや、重くなる設定を削除

方法③クリーナーソフトで見えないゴミや、重くなる設定を削除

パソコンは使っている間に、キャッシュやテンポラリファイルといったような見えないゴミが溜まっていきます。また、日々自動で行われる設定の変更などで、パソコンがだんだん重くなってしまします。そのようなゴミや設定はクリーナーソフトを使用することによって、削除することができます。

クリーナーソフトは色々な種類がありますが、フリーソフトの中には悪質に脅威をあおるソフトもあるので注意しましょう。老舗のCCleanerがおすすめです。クリーニングに関する作業は無料の範囲で行えます。

対策③常駐している無駄なソフトを無効にする

方法④常駐している無駄なソフトを終了する

パソコンに様々なソフトをインストールすると、常に起動しているソフトが増えていきます。例えば、ウェブブラウザ、プリンタ・スキャナーのソフト、ニュースや天気を表示するソフトなどなど。このようなソフトが起動していると、パソコンはどんどん重くなっていきます。場合によってはバッテリーの減りも早くなります。絶対に必要ないもの以外は自動起動しないようにしましょう。

デスクトップ画面左下のWindowsボタンを右クリック→タスクマネージャーを開く→詳細→スタートアップ→必要のないプロセスを選んで「無効にする」ボタンを押す。

対策④一時的にセキュリティソフトを止める、またはアンインストールする

一時的にセキュリティソフトを止める、またはアンインストールする

パソコンって何をやっても、ビクともしない時があります。そんな時は問題が解決するまで、セキュリティソフトを一時的に止めてしまいましょう。例えば、Windowsアップデートの更新中に、セキュリティソフトがフル回転していると、パソコンがフリーズしてしまったりします。そんな時は、リアルタイムスキャン、ファイアウォールなどの保護機能のオフを試してみるべきです。

それでも改善されない場合は、一時的にセキュリティソフトをアンインストールしてみましょう。

デスクトップ画面左下のWindowsボタン(もしくはキーボードのWindowsボタン)→設定→アプリ→アプリと機能

「アプリと機能」でセキュリティソフトを選び、アンインストールを押し、支持に従って進んでいきます。

対策⑤ハードディスクが壊れていないか疑ってみる

方法⑤ハードディスクが壊れていないか疑ってみる

①から④の全てをやってみても全く改善されない場合、もしかしたらハードディスクが壊れているかもしれません。ハードディスクが壊れているかを確認するソフトウェアがあるので、インストールして使って見ましょう。壊れている場合は、データを取れる分だけ救出しましょう。そして、修理に出すべきです。

おすすめのソフトはCrystalDiskInfo(クリスタルディスクインフォ)です。健康状態が「正常」「注意」「異常」で表示されるのでひと目でハードディスクの状況が分かります。

+α(番外編)そもそもハードディスクは遅いのでSSDを検討してみる

方法⑥そもそもハードディスクは遅いのでSSDを検討しよう

ハードディスク搭載のパソコンは遅いです。もしあとから載せ替えができそうな場合は、SSDへの交換を検討してみましょう。そもそも1~4の問題はSSDだとほぼ起きません。

ハードディスクをSSDに交換するとパソコンの読み書きのスピードが10倍から100倍に速くなります。10~100倍と大雑把なのは、SSDの世代によってスピードが違うからです。Windowsの起動が数分かかっていたものが、2、30秒になったり、ワード・エクセルが一瞬で起動したりします。AdobeのPhotoshopやIllustratorの起動も5~10秒くらいと一瞬です。

こちらの交換作業は、自分ではできない場合が多いので、興味がある方はぜひお問い合わせください。

まとめ

対策1~4の方法を試してみた上で、それでもだめな場合は、対策5のハードディスクが壊れていないかを確認の上、SSD交換を検討しましょう。
しかし、修理費用が高額になる場合は、この機会にパソコン自体の買い替えも視野に入れましょう。

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【2024年11月更新】パソコン選びのポイント
■ 推奨スペック
メモリ:16GB以上
ストレージ:SSD 512GB以上

■ 価格別の選択肢
◎ 6万円台(おすすめ):
IdeaPad Slim 3 Gen 8 15.6型 (AMD)
メモリ16GB、SSD512GB搭載

× 5万円以下の注意点:
メモリ4GB、SSD128GB以下のモデルが多い
Officeを開くだけでも重くなる
OSとアプリで保存容量の半分以上使用 実使用可能な容量が極端に少ない