ワードエクセルが快適に動くパソコンのメモリとストレージ容量は?【2024年最新】

公開日:2021年10月25日 / 最終更新日:2024年10月15日

ワード・エクセルくらいが快適に動くスペックは・・・?

ワードエクセルが快適に動くパソコンのメモリとストレージ容量は?

この記事をざっくり言うと

  1. 2024年時点(WIndows11)で、ワード・エクセルを快適に使用するには、メモリ16GB、SSD500GB以上のスペックが推奨される。
  2. パソコン購入時は直販サイトを利用し、Lenovo、デル、HPなどの世界シェアの大きいメーカーを選ぶべき。
  3. Google ChromeなどのWebブラウザがメモリを多く使用するため、将来性を考えてより高いスペックを選ぶことが重要。

こんにちは。渋谷パソコン修理ジェット便の石松です。私はよく「ワード・エクセル(Microsoft Office)が快適に動く最低限のパソコンの容量はどれくらいですか?」という質問をいただきます。そうした質問をいただいた際に、考え方は色々ありますが、2022年くらいまでは、「メモリ8GB、SSD256GBくらいのスペックです」と答えていました。メモリもSSDもどちらも、単位がギガなのでややこしいですが、おおざっぱに、メモリはアプリやウインドウを開いておける容量SSDはデータを保存できる容量です。


メモリ(RAM)

アプリやウインドウを開いておける作業場のようなもの。容量が大きいとアプリやウインドウをたくさん開いても処理落ちしない。

例:Google Chromeで開いているタブが多いとリアルタイムに使用容量がどんどん増えていく。

ノートパソコンの一般的な搭載容量:4GB~32GB


SSD(ソリッドステートドライブ)

データを保存できる媒体。昔はハードディスクが主流だったが、最近はSSDが主流。

ノートパソコンの一般的な搭載容量:128GB~2TB
(最近は8TBなどもあるが、まだ高額)

特徴:

  • 高速で壊れにくい
  • iPhoneなどのスマホの容量(例:128GB)もこれに当たる

比較:

  • ハードディスク ≒ レコード(円盤と針がある)
  • SSD ≒ デジカメのSDカード

パソコンは安くなったので、10万円以内でもオフィスワークに満足できるパソコンは購入できます

今は数年前に比べてSSDが大変安くなりました。一昔前はまだまだ高価だったので、SSDよりもハードディスクを搭載したパソコンが多かったですが、今はSSD搭載パソコンが増えています。SSDはハードディスクよりもスピードが10倍から100倍速いです。Windows11搭載でメモリ8GB、SSD256GBという条件を満たすパソコンは安くて5万円台くらいから、メモリ16GB、SSD512GBという条件を満たすパソコンは6万円台から購入できます。(2024年1月現在)

↓なんと2024年7月30日調べではギリギリ5万円台でメモリ16GB、SSD512GB搭載のパソコンが買えます!
ワードエクセルが快適に動くパソコンのメモリとストレージ容量は?【2024年最新】Lenovo V14 Gen 4 AMD
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さて、逆に5万以内ですと、メモリ4GB、SSD128GBなどのノートパソコンが選択肢としてあります。中にはメモリ4GB、SSD64GBというものも・・・。が、これらはあまりオススメできません。というかメモリ4GB、SSD128GBのパソコンは絶対に買ってはいけません。理由は、ワード・エクセル(Microsoft Office)を開いただけでも重くなってしまうことや、保存容量の半分ほどがOSやアプリケーションで使われてしまって、実際に保存できる容量が思ったよりも少なくなってしまうからです。SSD容量128GBのパソコンを買っても、もし、ワード・エクセル(Microsoft Office)の他に、AdobeのPhotoshopやillustratorなどを一式入れると、実際に保存で使える容量は10GB以下になってしまうなんてこともあります。

エクセル・Chromeにメモリ8GB、SSD256GBのスペックはそろそろきつい、2024年はメモリ16GB、SSD500GB以上!

最低限メモリ8GB、SSD256GBは確保しましょう、2023年以降はメモリ16GB、SSD500GB

パソコンでなにかしら作業をする上で、最低限必要なスペックはメモリ8GB、SSD256GBです。これ以下だと、ワード・エクセルどころか、ブラウジング(ChromeやEdge)もきついでしょう。理想はメモリ16GB、SSDは500GBまたは1TBです。これくらいのスペックがあれば、ワード・エクセル、Google Chromeなどのブラウザ閲覧、Youtube再生などの日常的な使用で困ることはほとんどありません。意外とGoogle Chromeなどのウェブブラウザが、かなりのメモリ量を消費しますが、メモリが多いとたくさんのタブを開いていてもパソコンが重くなることがありません。リモート需要も下がってきてパソコンがどんどん安くなっていますので、2024年はメモリ16GB、SSD500GB以上を狙いましょう。

項目 最低スペック 推奨スペック 備考
メモリ (RAM) 8GB 16GB – アプリやウィンドウを開いておける容量
– ノートPCの一般的な搭載量: 4GB~32GB
SSD 256GB 500GB以上 – データを保存できる容量
– ノートPCの一般的な搭載量: 128GB~2TB
価格帯 5万円台~ 6万円台~ 2024年7月現在

注意点:

  • メモリ4GB、SSD128GBのパソコンは避けるべき
  • 2024年時点では、メモリ16GB、SSD500GB以上が快適な使用に必須
  • Google ChromeなどのWebブラウザがメモリを多く使用する
  • パソコン購入時は直販サイトを利用し、Lenovo、デル、HPなどの世界シェアの大きいメーカーを選ぶことを推奨
  • 国産メーカーのパソコンは高価で性能が低い傾向があるため、注意が必要
  • メモリは後から追加が難しいので、購入時に十分な容量を選ぶことが重要

今後を見据えるとメモリが16GBのスペックのパソコンを購入するのがオススメです

今後を見据えるとメモリが16GBのパソコンを購入するのがオススメです

実はパソコンの進化に合わせて、OSやソフトウェアも進化しています。20年ほど前Windows XPの時代には256MB(メガバイトです!)でオフィスが動いていたのです。これからパソコンが進化していくことを考えると、快適に動作するための条件は徐々にですが上がっていきます。今は8GBでまあまああ動いているオフィスも、3年後には重くなっている可能性が非常に高いのです。Windows11世代になり、実際に16GBあってよかったと思う機会は増えてきています。ですので、将来を見据えたら、当ブログでは16GBのパソコンを推奨します。保存容量に関しては後から外付けUSBで追加もできますが、メモリは後から追加はできないことが多いので注意しましょう。

メモリを大量に使う原因
原因 説明 影響
Webブラウザの使用 Google Chromeなどのブラウザは大量のメモリを消費する 多数のタブを開くとメモリ使用量が急増する
オフィスソフトの使用 Word、Excelなどのオフィスソフトもメモリを消費する 複数のファイルを開くとメモリ使用量が増加する
OSやソフトウェアの進化 新しいバージョンのOSやソフトウェアは、より多くのメモリを必要とする傾向がある 時間が経つにつれ、同じソフトでもより多くのメモリが必要になる
複数アプリケーションの同時使用 複数のアプリケーションを同時に開いて作業する 全体的なメモリ使用量が増加し、パソコンの動作が遅くなる可能性がある

購入時に絶対にやってはいけないこと。低い性能のパソコンを、逆に高く買うこと。

今回は、パソコンの性能と、お値段のお話をしました。参考になれば幸いですが、この情報を元に週末に家電量販店に行こうと思っていませんか?大変言いにくいのですが、それは間違いです。家電量販店では、希望する性能のパソコンは、希望する金額で買えることは、ほとんどないでしょう。ほとんどの場合、店舗では、今回お話した性能よりも低い性能のパソコンが、今回お話した値段よりも高い値段で売っています。実は、今はパソコンの購入は直販の時代なのです。また、見合った金額で購入できるメーカーはそんなに多くはありません。もし、7万円前後で性能の良いパソコンを購入したい場合は、Lenovo、デル、HPなどの世界シェアの大きいメーカーのパソコンをネットの直販で買いましょう。絶対に国産のパソコンを買ってはいけません。これも大変言いにくいのですが、国産メーカーのパソコンは値段が高くて性能が低いです。また、国産と言いつつ、ほとんどのメーカーは外資の子会社になっており、ブランド名だけが残っている状態です。(例えば、NEC・富士通はLenovoの子会社です。)現在国産のメーカーはパナソニックとvaioだけです。(マウス、ドスパラなどのBTOは除きます。)パナソニックのレッツノートや、元ソニーのvaio社はとても良いパソコンを作っていますが、高級で軽量なモバイルノートに力を入れており、10万円以下では買えないでしょう。軽くて性能が良いこれらのメーカーのノートパソコンは20万円くらいからです。
もし家電量販店のポイントがあり、どうしてもそれを有効活用したい場合には、台湾のASUSはオススメです。6万円台はなかなか無いですが、店舗にしては比較的リーズナブルに9万円弱くらいの金額から買えるでしょう。

まとめ(ワード・エクセル用パソコンに必要なスペック)

新規パソコンを購入の際のスペックは、メモリ16GB、SSD500GB以上を狙いましょう。予算がない場合は最低限でもメモリ8GB、SSD256GBは確保しましょう。ワード・エクセルはぎりぎり動きます。全く動かないということはないです。ただし、2024年時点で快適に使用するにはメモリ16GB、SSD500GB以上のノートパソコンが必須です。6万円台から狙えます。最近はGoogle Chromeなどのブラウザがメモリ容量を使用します。ワード・エクセル+快適なブラウジングにはメモリ16GB、SSD500GBのパソコンをオススメします。メモリ8GBのパソコンは今はよくても、数年後には厳しくなっているかもしれません。そして、購入の際は、海外のメーカーのパソコンを直販で買いましょう。店舗で購入すると、今回紹介した金額では買えないでしょう。10万円以上出さないと、メモリ16GB、SSD500GB以上はなかなかないと思います。国産メーカーの中でも、性能が低いパソコンを見合わない値段で買うことは絶対にやめましょう。ノートパソコンに15万円、20万円以上出せる場合は、国産も視野に入ってきます。

↓なんと2024年7月30日調べではギリギリ5万円台でメモリ16GB、SSD512GB搭載のパソコンが買えます!
Lenovo V14 Gen 4 AMD
ワードエクセルが快適に動くパソコンのメモリとストレージ容量は?【2024年最新】Lenovo V14 Gen 4 AMD

項目 推奨事項 注意点
メモリ (RAM) 16GB 以上 8GB は最低限。4GB は避ける
SSD 500GB 以上 256GB は最低限。128GB は避ける
購入場所 メーカー直販サイト 家電量販店は適正価格で買えないことが多い
メーカー Lenovo、デル、HPなど 国産メーカーは高価で性能が低い傾向がある
予算 6万円台~ 5万円台でも可能だが、スペックに注意
将来性 より高いスペックを選ぶ OSやソフトの進化に伴い必要スペックは上がる

FAQ:ワード・エクセル用パソコンに関するよくある質問

Q1: ワード・エクセルを快適に使うには、どのくらいのメモリが必要ですか?

A1: 2024年時点では、16GBのメモリを推奨しています。最低でも8GBは必要ですが、将来性を考えると16GBが望ましいです。

Q2: SSDの容量はどのくらい必要ですか?

A2: 快適な使用には500GB以上のSSDを推奨します。最低でも256GBは必要ですが、OSやアプリケーションの容量を考慮すると、500GB以上が安心です。

Q3: メモリ4GB、SSD128GBのパソコンでワード・エクセルは使えますか?

A3: 使用は可能ですが、非常に動作が遅くなる可能性が高いため、お勧めできません。特にSSD128GBは実際に使える容量が極端に少なくなります。

Q4: パソコン購入時、店舗と直販サイトではどちらがお得ですか?

A4: 一般的に、メーカーの直販サイトの方が良いスペックのパソコンをより安く購入できます。店舗では希望する性能のパソコンを希望する金額で買えることは少ないです。

Q5: 国産メーカーのパソコンは避けた方が良いのですか?

A5: 必ずしも避ける必要はありませんが、同じ価格帯では海外メーカー(Lenovo、デル、HPなど)の方が高いスペックを提供していることが多いです。ただし、予算が十分にある場合は、国産メーカーの高性能モデルも選択肢に入ります。

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