公開日:2016年8月20日 / 最終更新日:2024年10月15日
こんにちは、渋谷パソコン修理ジェット便の石松です。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
みなさんは電池の残量がわからず困ったことはありませんか?
使おうと思った時に、充電されてなくてないとアタフタしますよね。
今回はそんな問題を解決するために、試行錯誤の末に行きついた方法を書こうと思います。
まずは、エネループの実用的な寿命について
ズバリ約600回(現行JIS規格)
エネループは長寿命で知られる充電池ですが、その実用的な寿命は使用方法によって大きく変わります。Panasonicはスタンダードなエネループは約2100回の充放電が可能(旧JIS規格)としていますが、実際の使用では600回程度で容量が著しく低下する可能性があります。
規格 | 充電条件 | 寿命(回数) |
---|---|---|
旧JIS規格 | 約60%使用したら充電 | 約2100回 |
現行JIS規格 | 0%まで使い切ってから充電 | 約600回 |
※エネループ(ニッケル水素電池) | 電池・モバイルバッテリー・充電器総合 | Panasonic
この「600回」という数字は、エネループを完全に使い切ってから充電する場合の目安です。
つまり、電池を使い切る前に、まめに充電すれば2100回可能ですが、電池を完全に使い切ってから充電する場合、約600回の使用で寿命が来ることになります。
できるだけ長持ちさせるためには
完全放電を避ける: 電池を完全に使い切らず、ある程度の容量が残っている状態で充電すると、寿命を延ばすことができます。
定期的なメンテナンス: 長期間使用しない場合でも、時々使用して充電することで、電池の状態を良好に保つことができます。
これらの点に注意して使用すれば、エネループは600回以上、場合によっては2000回以上の充放電サイクルを経ても、十分な容量を維持できる可能性があります。
私は、電池を使いきる前に充電することなどない
しかし、実際エネループを使用する時に、電池を使い切る前に充電することってあるのでしょうか?私は、電池が切れたら充電することの方がほとんどです。ですので充放電回数は、おおむね600回と思っておくのが精神衛生上は良い気がします。
エネループの効率的な管理方法
その上で、今回は、充電池を効率的に管理するために行っている方法を、ご紹介します。
その1 充電済み、充電前(使用済み)専用の引き出しを作る
自分もエネループの充電池をよく使うのですが、大量にあるとどれが充電されていてどれが充電されていないのか、混乱してきます。
そのために、専用の引き出しを作りました。具体的には、「充電済エネループ」の引き出しと、使用し終わってとりあえず入れておく「充電前エネループ」の引き出しを作り、管理しています。
この引き出しがあることによって、少なくとも「充電済みエネループ」に入っているものは使える電池だということがはっきりしました。これは自分的には画期的で、電池入れても、動かない、みたいなことがなくなりました。箱とかでもいいと思います。テプラなどのラベルがあるとよいです。
その2 同時に大量に充電できる充電器を導入
次に購入したものは充電器です。TGX12という製品で、単3単4のエネループなどを、12本まで同時に充電できる大変便利な製品です。大容量のブラックエネループにも対応しています。
先ほどの「充電前エネループ」を1、2か月に1度まとめて充電します。これによって、充電場所が足りなくて順番待ちという問題が解決しました。ほとんどの電池がいつも充電済みになりました。LEDに進捗が出るのも大変わかりやすいです。
単3も単4もいけます。
その3 バッテリーテスターで充電すべきかどうか切り分ける
大量充電器の導入までで、大変便利になったのですが、正確な残量がわからないゆえ、充電し終わったものをまた充電することが結構ありました。
で、最後にというか、今回こんなものを買ってみました。ここまで1年。これはバッテリーテスターというもので電池の充電残量を測ることができます。クロスワークのバッテリーテスター BT-168という製品です。
電池を挟むタイプです。
GOOD、LOW、REPLACEの3段階に色分けされていて、体重計のような針の位置で、残量がわかるようになっています。
ボタン電池から、単1~4など、四角形の電池も測ることができます。
これを購入することによって、残量が正確にわかるようになりました。そして「充電されているか、いないか分からないから、とりあえず充電しておこう」ということはなくなりました。充電する必要のないものは、充電しなくてよくなるので、残り充電回数に対する負荷も、多少は少なくなりそうですね。
そして、分からなくなったらとりあえずテスターにかければよいので、もしもの時の充電し忘れもなくなりそうです。
また、まめに測ることによって、どの機械が、どのくらいのペースで電池を消費するのか、使っているうちに学習できるはずです。
寿命チェック方法
こちらの充電機「買い換え目安診断機能」で「容量の低下(劣化し始め)があると判断した時に表示をする」とのことですが、判断の目安がどの程度までは分かりません。私は先程のTGX12で充電中マークが出なくなり、充電できなくなった時点で捨てています。
※買い替え目安ってどんな機能? PZ19714 – ニッケル水素電池&充電器 – Panasonic
まとめ
電池を快適にすることで、無駄なストレスが減ります!
1、充電済み専用引き出しの導入で、使える電池だけが一目瞭然に 予算0円~
私は以下の小さい引き出しに、テプラで、「充電前」、「充電済み」シールを貼っています。こちらの引き出しは2000円ほどで、他にも、ポストイットを入れたり、Type-Cの変換アドプタだけを入れる引き出しなどを、作っています。
2、大量同時充電器の導入で、未充電の電池を減らす 予算3980円
私は2016年に12本入りを買いましたが、現在の売れ筋は8本入りみたいです。
充電前の電池が引き出しに増えてきたら、まとめて充電するようにしています。
半日くらい放置していれば、充電は完了します。
3、バッテリーテスターで、充電すべき電池を切り分ける 予算409円
こちらは頻繁には使いませんが、意外と便利なのが、電池が壊れているかどうか確認すること。
エネループなどの充電池は、ある日充電できなくなって、壊れることがあります。
テスターがあると、そういうときのチェックに便利です。
(金額は2023年12月8日現在)